地元神明社の上げ下げ戸

今年(2009年)は地元の神明社が20年に一度の式年遷宮の年に当たります
今回の遷座は不況下ということもあり、本殿の檜皮の葺き替えがメインで他には祝詞殿が手狭なので
「もう少し広いと助かります」の宮司の希望で祝詞殿の増築に留まりました。
当初の設計では増築した部分の窓にはコストを考え「住宅用アルミサッシが嵌まってお終い!」の予定でしたが
「やっぱり木でなきゃあ!」の少数の氏子のご意見で特注の木製上げ下げ窓を作らさせて頂きました
たかが増築とは言っても、市井の一建具屋からすれば「神業」と思う腕前の宮大工さんが増築してくれた処に納める建具です
普段では余分と思える様な木(気?)遣いで作らさせて頂きましたが、納まって見るとやっぱり「木製は良いですねぇ!?」
地元神明社の建具 当初の設計図書はガラスルーバー式アルミサッシでしたが、ガラスルーバーは木製では無理です・・・
(無理ではないンでしょうが、ムダでしょう!?)

最終的には下半分が上下可動し通風を確保する特注建具に決まりました
出来ればバランサー機能を備えた戸車を使った上げ下げにしたかったんですが・・・
某錠前メーカーのカタログ商品である筈のバランサー戸車のあまりにも無責任な納期に挫折して・・・
手動のロック式の上げ下げ機構の金物を使った上げ下げ窓です。

使用材も本来でしたら「木曽檜」なのかもわかりかせんが、この不景気の追い風・・・?得意の「三河桧」で作りました

結果なんですが、「木曽檜」よりも永年の風雪に耐えるには油分が多い「三河産桧」の方が「適材適所」なんですよねぇ!

ヘタクソな細工を含めても次回の式年遷宮までは十分に働いてくれるでしょう!

一度も神社の建具を経験出来ない建具屋さんが多いなかで、一生のうちで二度もご奉公させて頂くことができました。
本当に有難いです!
画像をクリックして頂くとさらに拡大します 前回の式年遷宮の時にも作らさせて頂きました
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